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国際結婚①

「来日する理由は?」と聞かれたら、結婚するためとしか答えられない。母国で素敵な日本人女性に出逢って、一緒にいるために日本で暮らそうと決めた。しかし、これは簡単なプロセスではなかった。

 

国際結婚は簡単にできない。どんな手続きが必要かわかっていないと、失敗する可能性もある。これから語る僕らの経験が参考になったら幸いだ。

 

まず、結婚するために二人とも独身であることを証明しないといけない。日本人の場合は簡単だ。戸籍謄本という書類には家族の関係が書いてあるので、独身だと証明できる。

 

外国人のパートナーの場合は二つの書類が必要だ。出生証明書と婚姻要件具備証明書という書類である。

 

出生証明書は母国で簡単に手に入れることができるので、アポスティーユを付けたら問題はない。アポスティーユというのは聞きなれない言葉だが、外務省のサインのことである。しかし、婚姻要件具備証明書は違う。この書類には外国人パートナーは母国で独身であるから、日本で結婚できるということだ。しかし、この書類を発行する国は少ないのだ。

 

それで、母国で独身証明書を貰い、それにアポスティーユを付けて、母国の在日本大使館で婚姻要件具備証明書を発行して貰う。在日本大使館とは日本にあるという意味だ。ほとんどの国は東京に大使館がある。

 

「この二つの書類を手に入れれば、結婚できる?」いやまだだ。道のりは遠い。

 

国際結婚②へ続く